イヴァ・E・ロアさん
投稿日 2012年08月07日 00:23
境界線上の復興者
タグ: 境界線上のホライゾン オリ主 原作改変 ハーレム? 百合じゃないマルゴット 百合じゃないマルガ
以前"にじファン"で投稿していたお試し作品です。

意見や直した方が良い所を、じゃんじゃん言って下さい。
外が明るくなり始めた時間に、俺は目覚めた。



「…ふわあああ~…、イテテテ…」



体を起して伸びをすると腰の痛みを感じ腰を撫でる。
なんで腰が痛いかって?説明しよう。

原因は俺の隣で、全裸で気持ち良さそうに寝ている金色の六翼を持つ”第三特務:マルゴット・ナイト”のせいである。
何を隠そうマルゴットとは小等部時代から恋仲である。しかし、マルゴットと寝屋を共にするという事は、精気を吸い尽くされるという意味に変化するのだ。

昨日…正確には今日の夜中?にマルゴットが俺の寝屋に侵入→マルゴットは全裸→そして欲望のままに三回戦もしてしまった。(俺は最初しか勝てなかった。”■■(仮)”なのに…)

仕方ないじゃないか!!マルゴットは俺が所属する梅組でも上位に入る程スタイルがいいんだ。そんな奴が全裸で夜這いしに来たら我慢出来るわけねぇよ!!



「ふわあぁぁぁぁ~…おはよじんくん」
「おはよう…マルゴット…」



起きました、俺の腰痛の原因が…俺がボロボロなのに、何でそんなに血色がいいんだよ。
この際だからガツンッ!!と言ってやろう。うん、そうしよう…と思ったら全裸で抱き付いてきましたね…いい感触です。



「マルゴット~今日も刃の部屋に忍び込んだ………の?」



おっと…また気難しいお方が来ましたよ。タイミングが悪いですね~



「またなの刃…そんなにデカいのがいいの!?」
「そんな事ないよ!!俺はガッちゃんの慎ましいのも大好きだよ!!」
「刃くん…それ失礼だよ?」



拳を握りしめワナワナと震えているのは、マルゴットとは違い黒翼を有する”第四特務:マルガ・ナルゼ”(通称ガッちゃん)…
何を隠そう彼女も中等部時代から付き合っているもう一人の彼女である。

最初はマルゴット一人と付き合っていたのですが、ある出来事を切っ掛けにガッちゃんとも付き合うことになりました。後悔はしてませんよ?寧ろ嬉しいです。

そんなガッちゃんを宥めている?と俺に抱き付いているマルゴットが顔は笑っているが明らかに怒っていた…
駄目だったのかな~って思っていると「駄目だよ」とマルゴットが言ってきた。今の心の声だよ!?



「まぁまぁガッちゃん。まだ時間があるからガッちゃんも一緒にヤろう?」



そんなマルゴットさん…?アナタとは三回戦もしたんですよ!?
ガッちゃんに潤んだ目で訴えていると何かを悟ったかのような顔をして…「そうね…一緒にしましょうか?」と言った。

…お母さん…今日が俺の命日かもしれません。

あぁー…マルガさんも服を脱いでらっしゃる。ヤる気満々ですね…
こうなってしまったらもう止められませんね。アナタ達二人が満足するまで付き合いましょう。












あれから数時間が立ちましたよ~


上空を巨大な船が席巻している。極東の航空都市艦武蔵。
【品川】【多摩】【高尾】【武蔵野】【奥多摩】【浅草】【村山】【青梅】の計八艦からなる武蔵のうちの一艦、中央後艦【奥多摩】にある武蔵アリアダスト教導院。その昇降口へと続く橋の上に三年梅組の教師と生徒達が集まっていた。
その内の一人、教師であるオリオトライが口を開く。



「では、―――これより体育の授業を始めまーす」












「さて、ルールは簡単。先生これから品川の先にあるヤクザの事務所まで、ちょっとヤクザ殴りに全速力で走って行くから全員ついてくるように。そっから先は実技ね」



オリオトライは、え? と上がる声を全力で無視。全く気にすることなく先を続ける。



「遅れたら早朝の教室掃除よ。――ハイ、返事は? Jud.?」
「――Jud.」



そこで生徒会会計たるシロジロが挙手。



「教師オリオトライ、――体育と品川のヤクザにどんな関係が。金ですか?」
「馬鹿ねぇ、シロジロ。体育とは運動することよ? そして殴ると運動になるのよね。そんな単純なこと、知らなかったとしたら問題だわ」



そんなシロジロの袖を笑顔で引っ張る金髪ロングヘアーの女子生徒。会計補佐のハイディ・オーゲザヴァラー。



「ほらシロ君。先生、最近表層の一軒家割り当てられて野放図に喜んでたら地上げにあって最下層行きになってビール飲んで暴れて壁割って教員課にマジ叱られたから。――つまり中盤以降は全部己のせいなんだけど初心を忘れず報復だと思うのよね」
「報復じゃないわよー。先生、ただ単に腹が立って仕返すだけだから」
「同じだよ!!!」



皆一同が声を揃えて言うが先生は気にもしていない。スルースキルが高い。



「休んでるの誰かいる? ミリアム・ポークウと東は来てないとして。他には?」



オリオトライは梅組の出欠を問う。三年梅組の生徒たちは顔を見合わせ、頭数を数える。一、二、三…飛んで十七。
三人足りない。



「ナイちゃんが見る限りセージュンとソーチョー、あと刃くんが…」



口を開いたのは黒い三角帽を被った金髪人妻魔女ことマルゴット・ナイト。

続けて、



「正純は今は小等部の講師のバイトで、午後から酒井学長を三河に送るから今日は自由出席のはず。総長のトーリは知らないわ。刃は…その…」



黒い有翼人の人妻魔女マルガ・ナルゼが曖昧に答えた。



「じゃあ誰か、”不可能男”インポッシブルのトーリについて知っている人いる?ナイトとナルゼは刃について教えてね?」



先生の質問に皆は一人の女生徒に視線が行った。茶色の長いウェーブヘアーの少女―――葵・喜美である。



「フフ、皆、うちの愚弟のトーリのことがそんなに聞きたい? 聞きたいわよね? だって武蔵の総長兼生徒会長の動向だものね。フフ。――でも教えないわ!!」



喜美の言葉に皆「ええっ?」と疑問の声をあげた。



「だって朝八時過ぎに私が起きたらもういなかったから」
「お前いつもハイテンションなのに起きるの遅えよ!」



もっともな皆のツッコミも完全無視。



「フフフ、大丈夫、メイクはしたし、このベルフローレ・葵、朝から余裕をぶちまけてるだけだから。しかしあの愚弟、人の朝食作っていかずに朝から早起きとは、地獄に堕ちるといいわ!」
「あのー、喜美ちゃん?また芸名変えたの?」
「そうよマルゴット。私のことはベルフローレって呼ぶの、いい?」
「ナイちゃん思うに、三日前はジョセフィーヌじゃなかったかな?」
「あれは三軒隣の中村さんが飼い犬に同じ名前を付けたからなしよ、いい!?」



喜美はマルゴットの襟首を掴み、ガクガクと揺らしている。その傍らで、マルガが白い目で喜美を見ている。
そして刃がこの場に居ない問題とも言えるマルゴットとマルガが喜美に続いて言葉を繋げる



「刃くんは朝までナイちゃんと居たよ?途中からガッちゃんも一緒だったけどね。」
「そうね…あんなに激しいのは久しぶりだったわ…///」



マルガがドカーン!!と効果音が付きそうな爆弾発言を投下してしまうと、オリオトライの後ろから太刀と同じ大きさの十手を杖のように使っている、女性と見分けが付かないほど綺麗な顔をした男子生徒…刃が階段を上がってきた。



「遅れて申し訳ない…オリオトライ。」



オリオトライに軽くお辞儀をすると杖に使っていた十手を背中に戻す。



「よ~く来たわねハーレム男…いっその事”ハーレム男”って名乗ったら?」



オリオトライの顔は笑っているが間違いなく内心は怒っているだろう。しかし今の刃と肌の血色がいいナイトとナルゼを見ると軽く同情してしまうのだろう。それ以上は何も言わなかった。



「それは流石に照れますよ…///」



そんなオリオトライの言葉を間に受けて、照れている刃を見ている一部の男性陣からは、若干殺意を込めた視線が感じとれる。
その時不意にオリオトライは姿勢を低くした。そして彼女は、今の動きに瞬間的な反応をした者を見ると…



「いいねぇ…戦闘系技能を持ってるなら、今ので”来”ないとね。だから―――、ちょっと死ぬ気でついてきなさい。ルールは簡単、事務所にたどり着くまでに先生に攻撃を当てることが出来たら―――」
「出席点を五点プラス。意味解るよね?―――五回もサボれるの」



オリオトライの言葉を聞いて手を挙げて発言する帽子を目深にかぶった少年”第一特務:点蔵・クロスユナイト”とその横にいる半竜”第二特務:キヨナリ・ウルキアガ”



「先生、攻撃を”通す”のではなく”当てる”でいいので御座るな?」
「おうおう戦闘系はこまかいわねぇ。―――でもまぁ別にそれでいいわよ?手段は構わないわ」



オリオトライの言葉を聞いて今度は刃が手を挙げて発言する。



「"当てる”部位は”服”でも”体のパーツ”でもいいんですか?」



妻…ではなく彼女を二人も手に入れている刃がオリオトライの体を見ながら言うと彼女であるマルゴットとマルガが睨みながら静かに怒っている。



「うん。”服”はいいけど”体”を触る場合はちゃんと考えるんだよ~?じゃないと次の日から”女の子”にしちゃうから。」



マルゴットとマルガの殺意を込めた視線がわかると、オリオトライはニヤニヤと笑いながら上記を言う。
その言葉で、更に殺意を込めた視線を刃に向けるがオリオトライの最後の言葉を聞くと、何故かマルガが顔を赤くして身を悶えていた。



「他にないわね~――――んじゃ―――ッ!?」



え?と皆が反応するより早く、そしてオリオトライが跳ぶよりも早く、鏡の如く輝きを放つ十手を構えている刃がオリオトライの眼前に移動していた。

そして目標であるオリオトライが気付く頃には時既に遅し。
跳ぼうとした時には刃の十手が表示枠を幾重にも展開し、まるで陽炎が起きているかのように棒身が"揺らめきだす"。

油断はしていなかったと思う。
ただ刃がオリオトライの"速さ"を凌駕していたのだ。

オリオトライの足が地面から離れた瞬間に、抜刀の構えから刃の得物がオリオトライに襲いかかる。
横一閃に振られた十手は原型を留めておらず、さながら白銀の体を持ち輝く鋭利な牙を持って、草陰から獲物を仕留める蛇の如し。障害物や足場の無い空中で不規則な動きをしている棒身は、まるでオリオトライが白銀の蛇に魅了され自ら当たりに行ったようにも見えただろう。

次の瞬間に響くは痛烈な打撃音と閃光…一瞬の出来事だった。

階段の下まで跳び下りた時には、その身を守護する軽装甲型ジャージには"獣"が嚙み付いたかのような"痕"がくっきり付着していた…



「これで五点獲得…ですよね?」
「ハァ…"運"と"力"に関しては一流だね。流石は『総長連合』の副長(仮)だ…合格。」



そうなのである。この十手こそ刃を副長(仮)という肩書を与えている"力"その一つであった。

しかし、本質はもっと別にある。
この十手は三河で作り出され、表舞台に出る前に酒井学長が武蔵に持ち込んだ物だ。殺傷能力こそ無いが、殿先生曰く「万能を追求した”準神格武装”」らしいよ…と酒井学長が言っていた。
使ってみてすぐ理解した。この武装には使い方次第では万能だと…

表示枠が再度展開されると陽炎は収まり十手に戻った。そして十手を鞘に背中に戻しながら、刃は階段の下にいるオリオトライにニッコリと微笑む。そんな刃を見て怒り・感心などその他諸々の感情を抱きながら、オリオトライは合格を言い渡す。



「さぁさぁ、刃が五点を獲得したよ。他に獲得出来る子は居るかな~?」



刃以外の生徒を見るとニッと笑い全速力で走りだすオリオトライ。



「流石刃くんだね!!」
「そうね。私達も頑張って五点獲得して刃と一緒に休まないとね。」
「………ハァ…」



オリオトライを自慢の放棄に跨り、追い掛けるマルゴット・ナイトとマルガ・ナルゼ…
そんな二人の言葉を聞いてしまい自分の命を心配する刃であった。






















『総長連合』副長(仮)――興月こうつき・刃の慌しくそして微笑ましい物語の始まりにすぎなかった…

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